のんびりまったり、淡々と物語が進んでいくのに、
しっかりと面白い映画でした。
「レンタネコ」です。
さびしい人の心の穴ぼこを埋めるために、猫をレンタルする女性(市川実日子)主人公。
猫とともにマイペースに生活している様子がとっても魅力的。
本人は「結婚」を今年の目標にしているのですが、
もはや彼女に結婚は必要ないような・・・(笑)
『ニューヨークで有名だというドーナツは、確かにおいしかった。
でも、正直言うと、子供のころ、おばあちゃんがあげてくれたドーナツのほうが、何倍もおいしいと思った。
大きさはまちまちだったり、お砂糖のまぶし具合もものによって違っていたり、それこそ、Cランクのドーナツだった。
でも、私にとっては、誰がなんといおうと、おばあちゃんのドーナツのほうがうまかった。
もう二度と食べることはできないけれど。
きっと、誰かにとっての大切なものは、それがどんなものであろうと、一番なんだと思う』(映画より引用)
自分の心に、人生に、なにが一番大切なのかを、
ふと立ち止まって考えたくなる映画でした。